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血便や下血、便秘、痛みや腫れなどお腹や肛門周りに症状がある方はチェックしてみましょう。
痔の中で最も多いのが痔核(いぼ痔)です。痔の中では男女ともに患者様の半数以上がこの病気といわれています。いきむことを繰り返していたり、便秘や重いものを持ち肛門に負担がかかることが原因とされています。
内痔核(直腸の粘膜部分に出来る痔核のこと)であれば痛みはあまりなく排便の際、出血することが多いです。外痔核(肛門部分に出来る痔核のこと)であれば程度によっては違和感や痛み、排便時の出血などの症状が伴います。当院では外用薬、内用薬、軟膏、座薬、注射療法、手術療法などを使って治療していきます。
痔瘻(あな痔)は直腸と肛門をつなぐ組織に菌が入って感染が起こり、化膿することで膿が出ます。この症状が繰り返されると膿が皮膚を破って出るまで続くので皮膚を貫通して1本のトンネルになります。
痔瘻は男性に多い病気で、ストレスやアルコール摂取で下痢をすることが要因とされています。自然に治ることはほぼなく、再発を繰り返すので手術が必要です。当院では膿を切開して出すなどの治療をおこないます。
裂肛(切れ痔)は便秘や下痢が原因で肛門の皮膚が切れてしまう病気です。排便時に痛む、出血するなどの症状があります。治療としては便秘や下痢を防ぐことが大事になってきます。食事や排便に関する習慣などを改善し、場合によっては補助的に薬を使うこともあります。
早期の大腸がんであればほとんど自覚症状はありません。進行すると下血や血便、腹痛、お腹のハリ、便秘や下痢の繰り返しなどの症状が出てきます。多くの大腸がんは直腸に発生する場合が多く、次に多いのがS状結腸付近に発生する確率です。大腸がんは胃がんなどと比べれば進行が遅い病気ともいわれています。
当院では上記のような症状があって心配な方、症状はないけれど一度診て欲しいという方も大腸内視鏡検査で詳しく調べることが可能です。ぜひご相談ください。
炎症性腸疾患は腸に炎症を起こすすべての病気を含んだものです。主に、クローン病と潰瘍性大腸炎があげられます。この二つの病気は、若い方が発症することが多く、共通の症状も多いです。再燃(炎症のぶり返し)・寛解(炎症が治まること)を繰り返すことも特徴です。症状としては血便、腹痛、下痢、発熱などがみられます。
大腸の粘膜のある一部が内側にイボのように飛び出てしまう病気でほとんどが良性です。内視鏡検査の際に取り除くことが可能です。当院で内視鏡検査をすると大体3割位の方に見つかります。
多くは左下腹部に痛みが出て下痢が続き、血が混じった便が出ます。便秘の方やお年寄りの方、若い方がなることもあります。
日常生活のストレスが関係して腸の働きが悪くなり「腹痛」、「下痢」、「便秘」などの症状が繰り返されます。このような症状が続くようでしたら検査をおすすめします。